Mozillaが実施している「Apps on a Flame」プログラムに応募していたのですが、奇跡的に審査に通過しました!選定理由は分かりませんが、Androidアプリの実績を評価いただけたのかもしれません。そして、Flame(FirefoxOSリファレンス端末)が届きました。ありがとうございます。
これまでKeonを使って開発していたのですが、ハードウェアスペックが大幅に改善されているので、ストレスが軽減され開発が捗りそうです。
今度アプリの開発を進めるとともに、余力の範囲で、開発者向けTipsをアップしていこうかと考えています。
開発者向けTips
・リモートデバッグ(FirefoxOS)
実機にアプリを転送するには、事前に端末のリモートデバッグ設定を有効にしておく必要があります。
設定アプリを起動し、「Device
information」→「More information」→「Developer」を選択します。続いて、Remote debbugingのチェックボックスにチェックを入れれば完了です。
・アプリの転送(FirefoxOS)
FirefoxOSアプリを実機にインストールするには、まず、実機と開発用PCをUSBケーブルで接続します。Firefoxブラウザのアドオンであるアプリマネージャを用います。端末のリモートデバッグ設定を有効にしていることを確認した状態で、アプリ、および、インストール対象のデバイス(画面の下側にデバイス一覧があります)を選択すれば、OKです。
・使用可能なRAMのカスタマイズ(Flame)
Flameでは使用可能なRAMサイズを開発者が変更することができるようになっています。この変更を行うことで、RAMが低い端末の動作をシミュレーションし、アプリの動作スピードを確認したりといったことができます。
端末に設定されているRAMモードの確認
$ fastboot getvar mem
→実行結果例1(自動管理を示しています。手元にある端末では、これが初期値でした。)
mem: auto
→実行結果例2(512MBを示しています。)
mem: 512m
RAMサイズの変更(512MBを指定する場合)
$fastboot oem mem 512
$fastboot reboot
RAMサイズの変更(自動管理を指定する場合)
$fastboot oem mem 0
$fastboot reboot
fastbootで端末を認識しない場合(fastbootコマンド群を呼び出しても反応が"waiting for devices"が表示される場合)
fastbootモードへの移行して、コマンドを実行する必要があります。(正しい手順か保証できませんが)OSをシャットダウン後、電源+ボリュームの+/-キーの同時押しで、手元にある端末では移行できました。
・アプリのリモートインスペクション(FirefoxOS)
別エントリに書いています。
・その他(FirefoxOS)
Blog上の過去のFirefoxOS関連の情報は、以下から確認いただけます。
https://www.iplatform.org/blog/archives/category/firefoxos