■はじめに
Android Wearの実機は、少しずつバリエーションが増えてきました。機種によって、adb接続の方法が異なるので、簡単にまとめておきたいと思います。
有線 (USB) |
無線 (Bluetooth) |
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LG G Watch | レ | レ | |
Samsung Gear Live | レ | レ | |
Moto 360 | ー | レ |
それぞれの接続方法もまとめておきます。
ここからは説明の都合上、Androidスマホ・タブレットを「Handheld」、Android Wear実機を「Wear」として記述します。
■有線(USB)の接続方法
まずケーブルの接続方法です。機種によって異なるので、以下にまとめておきます。
- LG G Watch
- Wear実機にUSBケーブルを直接挿せないので、Wearをクレードルに載せ、クレードルにUSBケーブルを接続します。
- Samsung Gear Live
Wear実機にUSBケーブルを直接挿せばOKです。こちらもクレードル経由の接続となります(コメントありがとうございました)。
- Moto 360
- 残念ながら、クレードルは給電(Qi)専用のようなので、この方法での接続はできないようです(もし情報あれば教えてください!)。
LG G Watch クレードル
設定方法は、Android Wear実機の「開発者オプション」で、USBデバッグ接続を有効にすればOKです。これでPCからWear実機を認識して、adb接続を行うことが可能です。
※Windowsの場合は、デバイスドライバの導入が必要となりますが、ここでは省略します。
■無線(Bluetooth)の接続方法
最初に、行うべき手順を紹介します。
【Handheld側】
- BluetoothをONにします。
- USBデバッグ接続をONにします。
【Wear側】
- 開発者オプションで「Debug over Bluetooth」をONにします。
続いて、必要な手順を紹介します。
【Handheld側】
- Android Wear Companionアプリを起動します。
- 同アプリの右上のメニューから「設定」を選択します。
- 「Debugging over Bluetooth」をONにします。これにより、同項目内の表示が以下になることを確認します。
>Host: disconnected
>Target: connected - PCとHandheldをUSBケーブルで接続し、コンソールで以下を実行します。
>adb forward tcp:4444 localabstract:/adb-hub; adb connect localhost:4444 - Android Wear Companionアプリ内の表示が以下となることを確認します。
>Host: connected
>Target: connected
Moto 360 実機
これでPCからWear実機をHandheld実機->Bluetooth経由で認識して、adb接続を行うことが可能です。Moto 360のように、有線を利用できない実機の場合は、この方法によりadb接続を行います。これによって、アプリをインストールしたり、Wear実機の画面キャプチャなどを行うことが可能となります。
■FAQ(2014/12/27追加)
Bluetoothデバッグを試そうとした際に、Wear実機がofflineと表示されこの方法を試せないことがあります。その際は、こちらのサイトの内容を参考にすると良いかもしれません(自分もこの事象に遭遇して、この情報を実行したところ、解決できました)。
Android Wear実機へのadb接続方法を整理してみました。http://t.co/bKujIRbugj
RT @korodroid: Android Wear実機へのadb接続方法を整理してみました。http://t.co/bKujIRbugj
Android Wear実機へのadb接続 http://t.co/Z3B0NW2t65