■はじめに
Google Developers Summit 2015 Tokyoでも紹介されていましたが、Google Play ストアで公開するアプリやゲームに対して、新しいコンテンツレーティング(国際年齢レーティング連盟(IARC))を適用する必要が出てきました。2015年5月から適用されるとのことです。
関連URL>
https://support.google.com/googleplay/android-developer/answer/188189?hl=ja
コンテンツレーティングを適用しないと、アプリは「レーティングなし」の状態となり、Playストアから少なくともすぐにアプリが削除されることはないが、一部の地域や国へアプリが配信されないことになるとのことでした。アプリの配信エリアが減ってしまうのは非常にもったいない話ですので、自分のアプリでもコンテンツレーティングを設定しました。申請作業は5分程度で終わる非常に簡単なものでした。そのメモを残しておきます。
■コンテンツレーティングの設定方法
(1)Google Play Consoleにログインし、コンテンツレーティングを設定したいアプリの「ストア掲載情報」欄を表示し、「コンテンツのレーティング」のリンクを選択します。
(2)IARCからの結果を受領するメールアドレスの入力、および、アプリのカテゴリを選択します。
(3)アプリに、「不快とみなされる可能性のある言葉が含まれているか?」「アプリ内果課金はあるか?」などの質問に回答します。画面キャプチャは、省略します。また、このレーティングは公開しているアプリ毎に実施する必要があります。注意しましょう。
以上のような流れで申請は完了です。
IARCによる審査が完了すると、申請時に入力したメールアドレス宛にその結果が通知されます。また、Google Play Consoleで同アプリの詳細を確認すると、レーティングの結果が表示されるはずです。
Google Play ストアがIARCによるレーティングに移行した後(2015年5月〜)は、Google Play ストアのアプリなどからもこのレーティングを確認できるようになるようです。その結果、各地域のユーザーを適切にターゲティングできることになり、アプリのエンゲージメントの向上にも少なからずつながりそうです。